【新店】こばやし 中華そば(千葉中央) 千葉市中央区富士見。JR千葉駅と京成千葉中央駅に挟まれた一帯は、かつて国鉄千葉駅があったこともあり、古くから多くの飲食店が立ち並んでいる場所。今も入れ替わり立ち替わり様々な業態の店が軒を連ねているが、クラブやキャバクラ、スナックなども多く、夜の街というイメージがある。 そんな富士見エリアの一角に2024年2月オープンしたラーメン店は、寿司店『鮨割烹こばやし』が手掛ける新業態。鮨割烹の店の斜向かい、かつて『大黒屋本舗』や『麺屋一男』があった物件の跡地になる。カウンターや調度品の設えなど、ラーメン店というよりもそれこそ寿司屋か和食屋のような雰囲気の店内になっている。 メニューは「中華そば」の醤油と塩の2本立て。オープン当初は醤油のみの...2024.04.23 06:00TOPREVIEWNEW OPENRECOMMEND千葉市中央区
【新店】ラーメン野良裏家(蘇我) 2007年に開業した『武蔵家 西千葉店』を買取り、2019年にグループから独立を果たした行列店『裏武蔵家』が満を持して支店を蘇我駅西口に出店。一時は鎌取で契約直前まで進んでいたと聞いていたが、紆余曲折あって蘇我の『一番軒』跡に。近隣には人気店『つけ麺石ばし』もあるが、オープン日から連日行列を作り続けて、早くも人気店の仲間入りを果たしている。 千葉の家系ラーメンシーンを牽引する若き職人、斎藤店主の新たな挑戦は、修業先の『武蔵家』とも『裏武蔵家』とも異なる、家系の再構築とも言えるような新たな家系の表現。一つ一つの素材を見直して厳選し、特に旨味と香りを重視した構成で、醤油ダレもスープベースもより複雑で深みを増している。 『裏武...2023.12.21 04:30TOPREVIEWNEW OPENRECOMMENDRICKY'S SELECTION千葉市中央区
焼きあご煮干しらぁめん はなかぜ〜花風〜(新検見川) 2022年2月オープンのお店に遅ればせながらようやくの訪問。場所はJR新検見川駅西口を出て北側へ降りてすぐ。店主はaikoファンらしくBGMはaikoヘビロテで店内にはポスターも貼られている。閉店間際に滑り込んだが店内は満席の賑わい。 店名にもあるように、こちらのお店は「焼きあご」がコンセプト。10年程前までは「あご」と言っても関東ではなかなか通じなかったが、最近はラーメンでも多くの店で使われるようになっている。焼きあごの塩と濃厚があって一瞬迷ったが、基本メニューと思われる「焼きあご煮干し塩らぁめん」820円をセレクト。 厨房での動きはキビキビとしており、美しい盛り付けからも丁寧な仕事が伺えるというもの。動物系の軽めな白濁スープに...2023.01.28 11:30REVIEWRECOMMEND千葉市花見川区
戯拉戯拉 京成大久保店(京成大久保) 船橋の『麺屋あらき竈の番人』が2022年12月に閉店し、京成大久保へと移転して別ブランドの『戯拉戯拉』としてリスタートを切った。『戯拉戯拉』ブランドとしては船橋に続き2店舗目。元『ラーメンどやどや』の居抜き。以前製麺室だったところはテーブル席になっているが、基本的には以前とレイアウトは変わっていない。 元々『戯拉戯拉』は家系ラーメンをモチーフにした豚骨醤油ブランドだったが、いつしか濃厚豚骨ラーメンにシフト。京成大久保ではさらにそれに拍車がかかり、さらに超濃厚な豚骨ラーメンになっていた。ベースのスープは1種類ながら、背脂、鶏油(白)、麻油(黒)、辣油(赤)と油でバリエーションをつけている。背脂があるのは京成大久保だけなので、当然のこ...2023.01.07 08:30REVIEWRECOMMEND習志野市
横浜ラーメン 末広家(本千葉) 2023年もラーメン食べ始めは末広家からのスタート。この日から末広家も年始営業のスタートということで、それに合わせて今年も行って来た。千葉のラーメンを語ることでラーメン評論家としてのキャリアをスタートさせた私にとって、千葉で年始のラーメンを食べ始めることには意味がある。そしてこの店は私が一番通っている家系ラーメン店でもあり、長年共に千葉ラーメン界を盛り上げてきた同志でもある。一年の始めに相応しいラーメンであると思っている。 ここ最近の家系ラーメンの再ブームによって、10年選手や20年選手の家系ラーメン店もまた再注目されている。千葉県の家系ラーメンの草分けでもある『林家』は新店をオープンしたり、『増田家』は居酒屋も含めて多店舗展開を...2023.01.07 03:30REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
元祖肉玉そば 越智(八街) 2019年創業の『元祖肉玉そば 越智』。店主の越智さんとの出会いはさらに10年程遡る2010年のこと。北松戸駅前にオープンした『肉玉そば おとど』の店主としてだった。居酒屋企業のラーメン業態として、長野の『気むずかし家』プロデュースでスタートした『おとど』は、一躍人気店となり店舗展開も行った。その後、越智さんはその会社を離れて独立し、自らの名前を掲げて新たなスタートを切った。それがこの『元祖肉玉そば 越智』だ。 「日本一ご飯が進むラーメン」はこの店でも健在。鶏・豚・牛の濃厚な「三獣スープ」の上には、豚バラ肉の焼肉がたっぷりと乗せられる。この焼きたてというのがポイントで、香ばしい醤油ダレの香りがさらに食欲を喚起する。北海道産小麦を使...2022.12.02 09:00REVIEWRECOMMEND八街市
麺処ゆきち(習志野) 北習志野の人気店『麺処ゆきち』が、2022年4月21日習志野駅前に移転オープン。このサイトを立ち上げた頃と較べると、千葉にいる機会がめっきりと減ってしまって、なかなか新店のオープンに駆け付けることが難しくなっている昨今だが、上手くタイミングが合ったのでオープン初日にお祝いがてらお邪魔することが出来た。 『麺処ゆきち』は『アイバンラーメン』をはじめ、いくつもの人気店で経験を積んだ店主が、北習志野に2013年3月にオープンした店。ほぼ9年の営業を終えて習志野駅の駅前過ぎる駅前に移転した。2階立地であることと、外看板がなく若干目立たないのが気になるところではあるが、電車でのアクセスは便利過ぎる。その反面、車での訪問はやや厳しいかも知れな...2022.04.21 05:30REVIEWRECOMMEND船橋市
NOODLE・SP・CRAFT~story~(五井) ガッツリ系のラーメンで人気の『ラーメン旭郎山』の新業態が、市原の湾岸道路沿いに2022年1月オープン。おゆみ野の『JUNK NOODLE FACTORY』に続く3号店という位置付け。国道沿いのラーメンショップや珍來と並ぶ立地で、以前はリンガーハットがあった物件。スタイリッシュでスマートなデザインは、旭郎山というよりもJUNK NOODLE FACTORYに通じるものがある。 旭郎山系なのでガッツリ系ラーメンが看板メニューなのだろうが、とにかくメニューがたくさんあって迷ってしまう。事前情報で家系チックな醤油豚骨があると聞いていたので今回はそれをオーダー。食券にはHOUSEと書かれている遊び心。 見た目は家系ラーメンのようだが、悪い意...2022.03.17 04:30REVIEWRECOMMEND市原市
煮干拉麺専科 慶雲海(学園前) 9月末に惜しまれつつ閉店した学園前の『こだわり拉麺 一恭』跡に、同じく海空土出身者による煮干しラーメン店がオープンした。店名は『煮干拉麺専科 慶雲海(けいうんかい)』と、なかなか迫力のあるネーミング。看板以外はほぼ居抜きと言っても良いほど、雰囲気は『一恭』時代と変わっていない 正式なオープンは12月という事で、慣れるまでのプレオープンをこの日からスタート。店主さんからご連絡を受けて馳せ参じた。メニューは絞りに絞って、ラーメンとつけめんのみ。間違いのない美味しいものに専念して出したいという思いからだという。 修業先の『海空土』譲りのバランス良い煮干しスープに、船橋山田食品の細麺がマッチするラーメンは、ややスープのポーションが少なく感...2021.10.14 06:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
麺処まるわ(作草部) 2008年創業の地域密着人気店に超絶久々の訪問。長年店長を務めていたビギーこと、庄野さんが晴れて独立して店を継承されたので、そのお祝いがてらお邪魔した。 長年愛されてきた店を大切にしたいと、屋号もそのままで引き継いだビギーくん。地元の家族連れなど色々なお客様に来て欲しい、という想いから20種類以上のラーメンを常時提供している中で、ビギーくんオススメである濃厚醤油を。ある意味でまるわ原点の一杯とも言える。 見た目よりもライトなテクスチャーのスープは、しっかりと豚と鶏の旨味が抽出されており、飽きの来ない味わい。白濁スープでここまでスルスルグイグイ飲めるスープもなかなかない。そこに浅草開化楼の平打ち麺が見事にマッチ。しっかりと茹できって...2021.10.05 10:00REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区
オタクが作るラーメンは異世界でも通用するらしい。(本千葉) 大網街道沿い、柏戸病院並びで以前は「武者道」だった場所に、2021年4月に新店がオープン。本千葉駅から徒歩圏内だが、店専用の駐車場の他にもコインパーキングが隣接しているので車でも行きやすい。 こちらの店主さんは、どろそば屋ひろし@京成大久保をはじめ人気店で長年の経験がある、との前情報があったので、ラーメンは概ね濃厚なラーメンなのだろうと推測しての訪問。この店名はなかなか尖ったネーミングだが、間違いなくインパクトがある目立つ名前だ。通りを走っていると嫌でも目に入ってくるが、長いのでなかなか覚えられない。略称としては「オタ異世」としているようだ。 店名はかなり尖っているが、ラーメンはやはり正統派の超濃厚鶏白湯。かなり濃厚で粘度も高いス...2021.10.04 04:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
大勝 松戸店(松戸) 昭和52(1977)年、柏に創業。千葉でいち早く永福大勝軒系の煮干醤油ラーメンを出した嚆矢が、2021年6月に40年の時を経て、2号店を松戸駅西口にオープンした。 松戸駅の東口には長年大勝の店長を務めた方が独立した「中華そば まる㐂」があるが、20年も愛されている店であり、東口と西口なので商圏も被らず棲み分けが出来そうな予感。 大勝は資本が変わったか何かで、味などやや心配もしていたが、結論から言えば杞憂に終わった。それはもう食べる前から厨房の動きを見ただけで分かる。スープを柄杓で掬って寸胴へ落とす時の真剣な眼差し。絶対に美味しいラーメンが出てくるサインだ。 大勝は永福大勝軒同様に麺の量が多いので「ラーメン(小)」というメニュー名で...2021.09.04 05:00REVIEWRECOMMEND松戸市